消える様に愛に溺れさせて

気儘な音楽と気儘な捌け口。

冷たいはさみ背中に当てれば

自分がやった事は必ず却ってくる。それが最低な事でもいい事でも傷付く事でも却ってくる。身をもって感じるがいい。あの時の距離感、空気感が誰にでもあるモノだというならわたしは そんなもの要らない。揉み崩れていく自分の中の積み重ねた何かが。背中に刺すはさみ、体の中心部分から順に真っ赤に染まっていく。何からも守る事が出来なかった。あいつもわたしも。届くのに通じるのに何も、どうもできない。交差して交差して潜って潜って見つけた物は紛れもない証拠。一番辿り着きたくなかったそれに巻かれて支配されて壊れた真っ赤なモノ