見慣れた街並はなぜか優しくて
久々に歩く道はあの頃と何も変わっていなかった。
思い出すとまだ少し嫌になるし心臓がギュッとなるけれど、そういう事もあったなと思えるようにもなってきた自分の中で、時短が経つにつれて変わっていってるんだなと実感。
でも、未だにその頃の音楽とかやっていたこととかを聞くと、うわっと脳裏に過ぎる夏の日の事が、心臓をえぐる。
そういう日は一日中、えぐられたまま生きてただただ時間が過ぎる。今の事なんでまるで頭にない。めんどくさい、脳ってのは。
自分の中で消化出来ていてもやっぱり体が覚えていて、あぁってなるのはなんだろう。
心って奴がそういう仕組みなのか知らないけれど。想いがある時の見え方、それが消えた時の見え方、180度変わって見えるのも、きっとフィルターを通して見ているからで。好きのフィルターって本当にすごいと思う。
何でもよく見えたり、何でも許せたり、とにかく何でも受け止められる不思議。
その対象の人が悪く言われていたら、可哀想ってなる。でもフィルターの無い人からしたらどうでもいい事で。(言い方悪いけど)
フィルターを通さずに、相手の事をきちんと見てられるようになりたいなぁ…('-')